プラネテス DVD 6。

　Phase15 「彼女の場合」
　Phase16 「イグニッション」
　Phase17 「それゆえの彼」

　中盤を彩る脇役が主役シリーズのラストは、謎の女エーデルの「彼女の場合」です。
　この回も好きです。前回でくっついちゃったハチとタナベが思いっきりラブコメしてますんで。
　それだけでなく、なんだかんだで自分の思うままに生きて、ハチともうまく行きそうなタナベとエーデルの「NHKでこのセリフ良いの？」な過去との対比も物語を深くしています。
　そして、ここまでがプラネテスの前半だと言えます。

「イグニッション」でハチが空間喪失症になったことがきっかけで、今後は終盤まで「ハチのハチの内面との戦い」が主題となりクライマックスへと向かいます。
　コミック版ほど鬱的にはなってないとは思いますが。

プラネテス DVD 5。

Phase12「ささやかなる願いを」
Phase13「ロケットのある風景」
Phase14「ターニング・ポイント」

　中盤、良い話が続きます。

　個人的に「ささやかなる願いを」は神回です。
　煙草を吸えなくてフィーの機嫌が悪くなっていくうちに、勢いでISPV-7（と地球の周りの宇宙）を救っちゃう話なんですが、ほとんど私怨でキレてるフィーと大規模テロに対するシリアスな人たちとの対比が物語を盛り上げてくれます。

　そんで、「ロケットのある風景」は、おそらく一番人気な話じゃないでしょうか？
　ユーリエピの結末です。ハチとタナベも急接近しますしね。
　んまぁ、「ターニング・ポイント」で身体の一部分的にもくっついちゃうわけですがｗ

 

プラネテス DVD 4。

　Phase9 「心のこり」
　Phase10 「屑星の空」
　Phase11 「バウンダリー・ライン」

　見てる側からすればキャラや世界観に慣れた頃。
　作る側にしてもクライマックスはまだまだ先ですし、ゆったりと伏線を張りながら中身に集中できるのではないでしょうか。
　良い話が続きます。

　ギガルト先生の登場、プラネテス内では鉄板のユーリエピ。
　そしてクレアも大きく絡む「バウンダリー・ライン」はその話の完成度の高さを泣きながら確認できます。

プラネテス DVD 3。

　Phase6 「月のムササビ」
　Phase7 「地球外少女」
　Phase8 「拠るべき場所」

「月のムササビ」は、個人的に「浮いた」回だなぁと思います。
　ニンジャたちが初登場するのですが、そのムリから笑わせようとしているようなコミカルさが、なんか見てて恥ずかしいです。
　まぁ、後の運命との対比があるので見るのが２度目以降なら、それなりに感慨がありますが。
　後、この辺から「恋愛」な部分がオモテに出てきます。

「地球外少女」は、ノノが初登場です。
　ローランドの存在もあわせて、宇宙との共存のような部分がクローズアップされています。
　考えらせられる回です。
　そして「ノノの海」のシーンで僕は泣けます。

「拠るべき場所」は、フィーにしヴぃれます。
　ドルフとの関係もハッキリして、更に強力なキャラとなります。

プラネテス DVD 2。

　Phase3 「帰還軌道」
　Phase4 「仕事として」
　Phase5 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」

　仕事や社会情勢に関するエピが続きます。
　この時期のタナベは、ちびとウザいですねｗ

　あと、プラネテスの魅力のひとつである脇役の中の脇役たちが順番に出てきます。
　後々、セリフは無くなろうとも時々のワンシーンでその後が見られる登場人物たちです。
　この閉鎖されたキャラ廻しで個人の思いや社会の姿を見せることが、プラネテスの世界観を深めていると思います。